ゴールを喜ぶ水沼宏太【写真:ダン・オロウィッツ】
【FC東京 2-1 上海上港 ACL決勝トーナメント1回戦1stレグ】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメントが幕を開けた。17日には1回戦の1stレグが行われ、FC東京と上海上港が対戦した。
ホームのFC東京はスタメン全員を日本人で固めた。前田や羽生をはじめとしたベテランや森重、米本など日本代表経験者が数多く名を連ねている。一方の上海上港はアサモア・ギャンが欠場したものの、コンカとエウケソンの怪物外国人コンビが先発している。
シュートチャンスを作りながらなかなか得点を奪えなかったFC東京だが、前半終了間際に試合を大きく動かす。43分、ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、水沼が蹴ったボールは相手選手に当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。
先制された上海上港もコンカを中心にFC東京ゴールに襲い掛かる。後半開始から10分、コンカのスルーパスに抜け出したルー・ウェンジュンがシュートを放つ。一度はGK秋元がセーブしたものの、こぼれ球をウー・レイに詰められて上海上港が同点に追いついた。
しかし、FC東京も粘りを見せる。65分、細かくパスを繋いで左サイドに展開し、徳永がクロスを上げるとファーサイドに走り込んだ水沼がシュート。今季なかなか結果を残せていなかった水沼の2得点目で勝ち越しに成功した。
ひとつでも多くアウェイゴールが欲しい上海上港は最後までコンカを軸に攻撃を仕掛けるも、FC東京の守りの前に追加点を奪えず。重要な1stレグはホームで戦ったFC東京が2-1で制した。ベスト8進出を決める2ndレグは24日にアウェイ上海で行われる。
【得点者】
43分 1-0 水沼宏太(FC東京)
55分 1-1 ウー・レイ(上海上港)
65分 2-1 水沼宏太(FC東京)
【了】