本田、最終節も先発へ。トップ下事情は…「複雑」
セリエA最終節、6位をかけたサッスオーロvsインテルと、ミランvsローマは同時刻開催される。
ただ、レッジョ・エミリアとミラノで、それぞれ熾烈なゲームが展開されるかどうかはわからない。サッスオーロと対戦するインテルはすでに年間4位が確定。最終節は前泊を実施せず、日中に直接ピネティーナから試合会場まで向かうのだという。
一方のミランvsローマについてだが、ミランも追うムードではなさそうである。中盤の底は、娘の誕生で慌ただしい一週間を送ったリッカルド・モントリーボではなく、18歳の新鋭マヌエル・ロカテッリを先発させる模様だ。
トップ下では引き続き本田圭佑が先発する模様。同ポジションを争うジャコモ・ボナベントゥーラは練習に復帰したものの、コッパ・イタリア決勝をにらみローマ戦は温存されるという。
クリスティアン・ブロッキ監督は13日の記者会見で「最初から使おうが途中出場からであろうが、私が試合の中で(戦力として)計算できる選手の一人だ」と先発かどうかの明言は避けていたが、「彼はいつでも(試合への)準備を整えてくれている。模範的なプロだ」と称賛していた。
ケビン・プリンス・ボアテンクが練習でトップ下としてテストされたという情報もあったが、先発の起用についてブロッキ監督は直々に否定。
「彼が努力をし、どれだけの意欲があるかだけを見ていれば常に起用されるべきだが、監督としてはそういうわけにもいかないから複雑だ。彼は(前節のボローニャ戦で)10分間良いプレーをしたものの、それがすなわち起用につながるという意味ではない」と語っていた。