ドルトムント練習風景
14日にホームで行われるブンデスリーガ第34節、対ケルン戦に向けてボルシア・ドルトムントは、現地時間10日の午前10時半過ぎからブラッケルの練習場でトレーニングを行った。
冒頭で選手たちは[7対7+1フリーマン]に分かれて、手でボールを回しながらウォーミングアップをこなした。香川真司は、ピエール=エメリク・オーバメヤンやスヴェン・ベンダー、マティアス・ギンターらとともに赤ビブス組に入る。続いてグラウンドの中央で輪になってストレッチをした。オフ明けということもあってか、入念に体をほぐした。
今週末にはブンデスリーガの最終節を迎える。ドルトムントの選手たちは、落ち着いた雰囲気の中で練習に取り組んだ。
次いで、5人ずつの3組(青・赤・ビブスなし)に分かれて、ロンドを行う。例えば、青組の4人は正方形の4辺上のみを移動し、1人はフリーマンとしてピッチに入る。そして赤組とビブスなし組は、正方形の中でプレーする。香川は、ヘンリク・ムヒタリヤン、ゴンサロ・カストロらとともに青ビブス組に入った。香川も引き締まった表情で、丹念にボールを追う。
そして、赤組対ビブスなし組でミニゲームを行った。香川は青ビブスを着てフリーマンとして参加する。フリーマンは香川のみだ。周囲と呼吸が合わないところもあったが、長短織り交ぜたパスを配給し、連続して好守を切り替える中で、高い守備への意識を見せた。ゴール前で、香川のカットからオーバメヤンがシュートを打つ。ライン上で相手DFにクリアされたが、チャンスを演出した。
最後に、香川がビブスなし組に入って、7対7でミニゲームを行う。フォーメーションは3-3-1で、2列目は左がロイス、右にミキタリヤン、香川はトップ下に入った。ワントップはラモスである。香川は、どちらかというと下がり気味のポジションを取って、攻撃を組み立てた。
快晴で気温が上がる中、選手たちはマメに給水しながら、約1時間15分のトレーニングを終えた。
14日のケルン戦に向けて、チームも香川も順調なスタートを切ったと言えそうだ。
(取材・撮影:本田千尋【ドルトムント】)
【了】