レスターが狙うイスラム・スリマニ【写真:Getty Images】
奇跡の優勝をなし遂げたレスター・シティだが、来シーズンは日本代表FW岡崎慎司に強力なライバルが出現しそうだ。10日、英紙『ガーディアン』が伝えている。
レスターは、今シーズンのプロフェッショナル・フットボーラーズ・アソシエーション(PFA)年間最優秀選手賞に輝いたMFリヤド・マフレズの同胞の獲得を画策しているようだ。現在スポルディングCPに所属するFWイスラム・スリマニに目をつけている。
現在32試合に出場し26得点を記録している逸材だ。移籍金は2500万ユーロ(31億2500万円)で、スポルディングに獲得を打診。レスターを率いるクラウディオ・ラニエリ監督は、獲得を成功すればFWジェイミー・ヴァーディの負荷が少なくなると考えているようだ。
また、スリマニの獲得には利点がある。チームの攻撃の鍵を握るマフレズとは、2014年のワールドカップブラジル大会においてアルジェリア代表で共に戦った間柄だ。両者は同国初の大会ベスト16進出に大きく貢献している。
しかし、スリマニにはマンチェスター・ユナイテッドなどのビッククラブも獲得を目指している。少ない予算で戦うレスターにとって、ピンポイントでの補強が必至だ。果たしてスリマニは、同胞MFの元にやって来るのだろうか。
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