レアル・マドリーはロナウドが2得点で逆転優勝に望みをつないだ【写真:Getty Images】
【レアル・マドリー 3-2 バレンシア リーガ第37節】
レアル・マドリーは現地時間8日、リーガエスパニョーラ第37節でバレンシアとホームで対戦した。
一時は首位バルセロナとの勝ち点差が「12」あったマドリーだが、驚異の粘りでその差を「1」にまで縮めている。それでも、この試合で敗れればタイトルレースから遠ざかってしまうだけに、勝利必至の一戦となる。
大逆転優勝を目指すマドリーは、前半のうちに先制に成功する。ドリブルで中央に仕掛けたクリスティアーノ・ロナウドがミドルシュートを突き刺してリードを奪う。
一方で、バレンシアは37分にダニ・パレホが際どいループシュートでGKキコ・カシージャを脅かす。
それでもマドリーは追加点を挙げる。43分、カリム・ベンゼマがゴール前の混戦を押し込んで2-0とした。前半はマドリーが2点のリードで終える。
後半開始10分、バレンシアが1点を返す。クリアボールを拾ったロドリゴがシュートをネットに突き刺して2-1とする。
それでもマドリーはその4分後に突き放す。ハメス・ロドリゲスのスルーパスからロナウドがGKとの1対1を制して再び2点差とした。
しかし、マドリーはバレンシアの反撃に遭ってしまう。アンドレ・ゴメスに強烈なミドルシュートを決められてしまい、1点差に詰め寄られる。
最後までバレンシアの反撃をしのいだマドリーが接戦を制し、ホーム最終節を白星で終えた。2位のアトレティコ・マドリーはアウェイでレバンテに敗れたため、3位に転落し、優勝の可能性が消滅。これによりマドリーはアトレティコをかわして2位に浮上した。
首位バルセロナは今節で優勝の可能性もあったが、マドリーが勝利したため今節での優勝は決まらず。優勝争いの行方は最終節に持ち越された。
最終節では、マドリーはデポルティーボとアウェイで対戦する。この試合で引き分け以下であれば無条件で優勝が消滅するため、奇跡の逆転優勝に向けて勝利が絶対条件となる。
【得点者】
26分 1-0 ロナウド(マドリー)
43分 2-0 ベンゼマ(マドリー)
55分 2-1 ロドリゴ(バレンシア)
59分 3-1 ロナウド(マドリー)
81分 3-2 アンドレ・ゴメス(バレンシア)
【了】