バルセロナの本拠地カンプ・ノウ【写真:Getty Images】
バルセロナは本拠地カンプ・ノウの名物場内アナウンサーのマネル・ビック氏(78歳)が4月29日夜に亡くなったことを発表した。30日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
ビック氏はバルセロナが旧ホームスタジアムのレス・コルツで戦っていた時代から場内アナウンサーとしてチームを声で支え、「こんばんは。ようこそスタジアムへ!」で始まる名調子で多くのバルセロナファンから愛されてきた存在だった。
声で長年クラブを支えてきたビック氏に対し、バルセロナはチームの公式HPでその死を悼み、バルトロメウ会長は「マネル、あなたの声はずっと我々とともにある。どうぞ安らかに」とツイートし、クライフ監督時代のドリームチームの一員、ホセ・マリ・バケーロ氏など多くの関係者がSNSを通じ追悼のメッセージを発信している。
ビック氏の死を受けて、3日間喪に服すことを発表したバルセロナ。黄信号がともってきたリーガ制覇、国王杯制覇という2冠を天国のビック氏に捧げるためにも、最後の力を振り絞りたいところだ。
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