本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランの監督交代によって苦境に立たされている本田圭佑は、今の立場が好転しなければシーズン終了後の移籍を決断するかもしれない。
伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は本田が「トップ下の3番手」の評価を覆せなければスペインかイングランドに新天地を求めると報じた。ミランのクリスティアン・ブロッキ監督は就任直後から4-3-1-2の形を採用しており本田の序列は下がっている。
シニシャ・ミハイロビッチ監督の用いた4-4-2では右サイドのポジションを確固たるものにしていた本田だが、ブロッキ監督の下ではジャコモ・ボナベントゥーラやケビン=プリンス・ボアテングの後塵を拝している。
ボナベントゥーラが負傷し、ボアテングはミッドウィークのカルピ戦で低調なパフォーマンスに終始したため、25日のエラス・ヴェローナ戦は本田がトップ下として起用される見込みになっているものの現時点で3番手という評価に変わりはないようだ。
スペインやイングランドへの移籍はアジア方面に向けたマーケティングの要素が強いとされる。それでも本田はミランでベンチメンバーに甘んじるより、新天地で改めて健全な競争に身を置く方がいいと考えているのかもしれない。
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