ポツダムでプレーしていた永里亜紗乃【写真:Getty Images】
ドイツ・女子ブンデスリーガのトゥルビネ・ポツダムに所属するFW永里亜紗乃が21日、自身のブログで今季限りでの現役引退を発表した。
ブログの中で永里は「私の膝は軟骨の状態が良くなく、ドクターにも”今このままサッカーを続けると将来歩けなくなってしまうかもしれない”と言われてしまい、この言葉が強く突き刺さりました」と、引退理由を語っている。
また、一方で「辞めたいと思うこともありましたがここまで続けてこれて本当に良かったです。続けてこれたのは応援してくださった皆さん、支えてくださった皆さん、家族、大好きな姉のおかげです。姉と一緒にサッカーがしたいということが私のサッカーにおける原動力でした」とコメントし、同じくサッカー選手として活躍する姉の存在が大きかったことを明かしている。
永里亜紗乃は大儀見優季の妹にあたり、タイ・ポートFC所属の永里源気は兄にあたる。日テレ・ベレーザでキャリアをスタートさせると、2012年にはチームの優勝に貢献し、なでしこリーグカップではMVPにも選ばれた。
2013年1月にポツダムに移籍し、活躍の場をドイツに移している。永里はなでしこジャパンのメンバーとして女子W杯カナダ大会にも出場していた。
今季は膝の痛みを抱えていたことから、ほどんどリーグ戦に出場していない。2017年まで契約を残していたがクラブとの契約を解消し、今後は膝の治療に専念することになる。
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