ミラン、新監督就任で布陣変更へ。中には戸惑いの声も?
「監督、以前(ジャコモ・)ボナベントゥーラが先発でプレーした時、正直私は好きになれませんでした。彼は本当にトップ下をやれるクオリティがあると思いますか?」
「ボナベントゥーラにせよ本田にせよ、トップ下はチームがボールポゼッションを保っていないと機能しにくいシステムです。あの中盤でやれますか?」
16日、ミランのトップチームで初めて前日会見に臨んだクリスティアン・ブロッキ新監督に地元記者からの質問が飛んだ。シニシャ・ミハイロビッチ前監督のもと4-3-1-2で戦った序盤戦では、本田圭佑のみならずボナベントゥーラのトップ下起用も冴えなかったという評価だ。
しかし、下部組織から昇格した指揮官は意思を固めている。「基本は4バック、3MFという構成で戦っている」と語っていた新指揮官は、この日の会見で「最終ラインから省略して前線に送るようなサッカーは好きではないし、私自身はダイヤモンド型の中盤が好きだ」とコンセプトを固めていた。
そして本田の扱いについても、意思を決まっていた。2ポジションをやれると評価しながら、明言はしないながらもベンチスタート、定位置は自分で勝ち取りなさいと語ったのである。
「彼は3トップにした場合のサイドアタッカーもできるし、ピッチに置いた場合でもチームに重要な貢献を果たしてくれる。ただ彼は他の選手と同様、スタメンのポジションを削るために努力し、選手起用において私を悩ませるという役割を帯びることになるだろう。そしてこのところの練習の態度は、ポジティブなものだった」