11月24日にBS1で放送された「サッカープラネット」はワールドカップ出場国特集。欧州予選を終えて、イングランドの伝説的GKであるピーター・シルトン氏が登場。本大会に向け、スペイン、ドイツ、イタリア、オランダという強豪国に対する自身の見解を述べた。
まずシルトン氏は連覇を狙うスペイン代表を優勝最有力候補に挙げている。
「間違いなく優勝候補。彼らからボールを奪うことはとても難しい。非常に戦いにくい相手」。
ただしチーム戦略では、スペインが採用しているゼロトップシステムには懐疑的な立場だ。
「相手が守備を固めて自陣に引いてくれば、ゼロトップは通用しないと思っている。それを切り崩す為に、相手のスペースに入り込んで、ボールを受けるFWが必要となる。ネグレドは予選4試合で3ゴールを決めていて、もっとも勢いのある選手。この得点力はワールドカップで大きな武器になる」
続いて注目していたのはドイツ代表。
「ドイツは侮れません。守るときも攻めるときも、チーム一丸となって戦ってきます。守りは堅く、素晴らしいGKノイヤーもいるので失点は少ないでしょう。攻撃はツートップにしてくるでしょう。クローゼはもう1人との連係を大事にしてきます。そのパートナーは得点力のあるミュラーでしょう。より2人を使うことで、アグレッシブな攻撃が可能になる」
イタリア代表には守備陣に弱点があると指摘。
「今は優れたDFがいない。それが弱点。ワールドカップで勝ち上がる力は、以前ほどはないと思っている。
攻撃面ではバロテッリを挙げて、
「得点力があるストライカー。イタリアを優勝に導くかもしれません。どんな行動をするかわからない。何か問題を起こし、試合に出られなくなるかもしれません。それがバロテッリです」
と不敵な笑みを見せていた。最後に挙げていたのが、オランダ代表だ。
「とても良いチーム。守備では、クルルとフォルムという経験豊富なGKがいる。攻撃では、世界最高のストライカーであるファンペルシーがいる。彼は素晴らしい選手だが、大きな大会では活躍できていない。おそらく今回が最後のチャンスでしょう。自分の力を証明したいと思っているはずです」。
ただしチームワークに弱点があることを指摘。
「チーム内のイザコザは、オランダの代名詞。それを超えて一致団結するべきです」
と改善を求めた。
以上4各国を分析していたが、その他に注目している国としてベルギーを挙げている。
「彼らの実力は本物。コンパニー、ベンテケ、ファライニの3人はプレミアリーグでもトッププレイヤー」と期待を寄せていた。
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