熊本県で発生した地震災害を受け、Jリーグは今週末九州地方で開催されるはずだったリーグ戦5試合と、京都サンガF.C.対ロアッソ熊本の中止を発表した。

　これを受け名古屋グランパスのMF小川佳純が複雑な心情をツイッターに記している。アビスパ福岡戦のため福岡県へ遠征していた同選手は「正直、深夜の地震でほとんど寝れてません」と明かし、「ここ数日の九州、特に熊本県周辺の方々は毎日このような状態かと思うと心が痛みます。これ以上の被害拡大が無い事を心から祈っています」と被災地への思いを述べた。

　14日に初めて大きな地震が発生してから断続的に余震が続いていたが、16日深夜1時25分に最大震度6強（マグニチュード7.3）の非常に大きな揺れを観測して以降、熊本県周辺を立て続けに震度5弱以上の地震が襲っている。これらの非常に大きな地震による不安で小川は眠れない夜を過ごしたようだ。

　Jリーグではインターネットで募金を始めたほか、週末に予定どおり開催される各試合の会場で選手による募金活動も予定されている。なおアビスパ福岡対名古屋グランパスは中止が決まっているため予定されていた募金は行われない。

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