ルイス・ファン・ハール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は今季の成績に関わらずシーズン終了後に解任される運命にあるようだ。15日、英紙『ミラー』が報じている。
現在ユナイテッドを率いるV・ハール監督が来シーズンも指揮を執るには、チャンピオンズリーグ(CL)出場権確保とFAカップ獲得が続投の“ノルマ”とされていた。しかし、プレミアリーグ第33節でトッテナムに敗北。結果、来シーズンのCL出場権が獲得できる4位のマンチェスター・シティに勝ち点差「4」を付けられた。
この現状を嘆き、ユナイテッドの伝説サー・アレックス・ファーガソン氏が「もうチームを危険に晒すことはできない」と訴えているとのこと。次期監督に有力視されているジョゼ・モウリーニョ氏をユナイテッドの監督にするため、“反モウリーニョ派”を説得しているようだ。
ファーガソン氏が監督業を離れてから、“常勝軍団”の姿はもうない。若かれし頃「ヘアドライヤー」と恐れられたファーガソン氏の堪忍袋の緒がどうやら切れたのだろう。
また、来季には宿敵シティにジョゼップ・グアルディオラが監督に就任する。そのことも危機感を募らす要因となっているはずだ。たとえファン・ハール監督が今シーズンでFAカップとCL出場権を獲得できても今シーズンの終了とともに、解任に向かっているようだ。
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