監督交代直後の古巣を警戒【写真:goal.com】
インテルのワルテル・マッツァーリ監督は、12月1日に行われるセリエA第14節のサンプドリア戦に向けて、監督を交代したばかりの相手を警戒する様子を見せている。
サンプドリアは成績不振のためデリオ・ロッシ前監督を解任し、後任にはシニシャ・ミハイロビッチ監督が就任。初采配のラツィオ戦は1-1の引き分けに終わり、就任第2戦がサン・シーロでのインテル戦となる。
マッツァーリ監督はイタリア『セコロXIX』に対し、試合に向けての見通しを次のように語った。
「今のところは一部を見ただけだ。これからしっかり研究する。いずれにしても、(サンプの)チーム状態はもともと良かったように見えていた。ミハイロビッチが来たことで、闘争心もより高まっているだろう」
「監督が代わったときには刺激がもたらされるものだ。我々にとっては、彼らと対戦する時期としては最悪だね」
マッツァーリ自身も2007年から09年にかけてサンプドリアを率い、インテルを破ってコッパ・イタリア決勝(ラツィオに敗戦)に進むなどの結果を残している。
「サンプでは素晴らしい2年間を過ごすことができた。クラブやサポーターには強い愛着を感じているよ。コッパ・イタリア決勝で、ローマのクルヴァ・スッド(ゴール裏)がサンプの色に染まったときのことはよく覚えている」
「心を揺さぶられる2年間だった。良いプレーをして、大きな目標に到達することができた。あと少しの幸運があれば、もっと勝てていたかもしれない。私の現在はインテルにあり、今では敵だが、奇妙な感覚はある」
前節ボローニャ戦でふくらはぎを痛めたDF長友佑都に関しては、イタリアメディアはサンプドリア戦の出場は難しいと予想。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はアルバロ・ペレイラあるいはハビエル・サネッティが代役として左サイドに起用されるのではないかと見ている。