アトレティコのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
天敵バルセロナを撃破したアトレティコ・マドリーだが、ディエゴ・シメオネ監督の視線は既に週末のグラナダ戦に向かっているようだ。13日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
シメオネ監督にとって、ルイス・エンリケ監督がバルセロナを率いてから天敵となっていた。7戦して7敗。現地時間5日、敵地カンプ・ノウで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグではアウェイゴールを奪うものの2点を奪われ、1-2で逆転負け。まさに天敵だった。
アトレティコにとって、圧倒的で、かつ神秘的な雰囲気をもつホーム「ビセンテ・カルデロン」で13日に2ndレグが行われ、宿敵を2-0で打ち破ることに成功。エンリケ監督との対戦8試合目にして“最も重要な試合”で勝利を収めることができた。
バルセロナ戦後、シメオネ監督は「私はみんなの努力で満足している」とコメントした。また、敗者となったバルサに対して「真の騎士」と敬意を払うことも忘れなかった。一方で、「我々の心は既にグラナダ戦へ向いている」と勝利の喜びに浸っている時間はないことを強調した。
現在リーガ・エスパニョーラでは勝点差「3」で首位バルセロナを追うアトレティコ。果たして、シメオネ監督は会心の勝利後もリーグ戦でしっかりと白星を積み上げることができるのだろうか。
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