「負けたのは本田のせいではないが…」
ユベントス戦から一夜明けた10日、地元紙は本田圭佑に対して及第点か、もしくは及第点を下回る評価を下した。戦術面での貢献については一定の評価が集まり、中には及第点の評価を与えたところもあった。
しかし前半33分のミドルシュート以外は目立ったチャンスを作れず、後半に調子を落としたチームとともに消えたという評価になった。各紙の評価及び評点は以下の通り。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 5.5
「『ユーベに負ければ自分のせいであり、監督や他の選手のせいではない』。先週、彼はそう語っていた。実際には彼のせいで負けたわけではなかったが、パフォーマンスは十分なものではなかった。楽にコントロールできるはずのボールをみすみすと流してしまい、そこから1-1となる失点へと繋がっている」
『コリエレ・デッロ・スポルト』 5.5
「少なくとも前半、アバーテとの連係はミランの中で戦術的に一番機能していた。事実アレックス・サンドロは全く攻めこむことができていなかった。しかし他のミランの選手とともに、前半で消えた」
『トゥットスポルト』 6
「前半33分には、不正確ではあったものの強烈なシュートでブッフォンを手こずらせている。そしてアレックス・サンドロを低い位置に押し込めていた」
『コリエレ・デッラ・セーラ』 5.5
「一本のミドルシュートでいくらか脅威は冷や汗は(ユベントスに)かかせたものの、ミランとともに消えた」
『ラ・レプッブリカ』 5.5
「犠牲を強いられた試合で、常に数的不利に晒されていた。しかし面白みには欠けた」
(文:神尾光臣)
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