クラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティの指揮官であるクラウディオ・ラニエリ監督が、“ピザご馳走”の真意を語った。6日、イギリス『ザ・プレイヤー・トリビューン』のコラム内で綴っている。
ラニエリ監督は序盤戦で好調のチームに対して「クリーンシート(無失点)ができたらピザをご馳走する」と発言し話題を呼んだ。実際に第13節クリスタルパレス戦で初めてのクリーンシートを達成したチームはピザ屋でパーティを開いている。
チームにピザをご馳走した真意についてラニエリ監督は次のように語っている。「我々は多くのゴールを奪い素晴らしいスタートを切ったが、無失点はなかった。私はさらにモチベーションを上げたかった」。クリスタルパレス戦の前に指揮官はチームに対し「さぁ、みんないこう。今日クリーンシートならピザをご馳走する」と語った。
そして指揮官は“ただ”ピザをご馳走するだけにとどまらなかった。パーティでラニエリ監督は「君たちは全てのために働かなければならない。君たちが食べるピザも同じだ。自分たちでピザを作ろう」と提案したのだ。ピザパーティは食事会ではなく調理パーティになった。
「なんと言えばいいんだろうね。私はイタリア人だ。自分が作ったピザとパスタは最高だったよ」
その後も好調を維持したレスターは、奇跡のプレミアリーグ優勝に向けて突き進んでいる。今季レスターは実に7回の「ウノ・ゼロ(1-0)」での勝利を記録。現在、4試合連続で1-0で勝利中だ。ラニエリ監督の巧みな指導によって、レスターはイングランドサッカーの歴史に名を刻む伝説になることができるのだろうか。
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