レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】
奇跡のプレミアリーグ優勝に近づいているレスター・シティ。クラウディオ・ラニエリ監督が6日、イギリス『ザ・プレイヤー・トリビューン』にて自らの想いを綴った。
今季からレスターを率いている指揮官はクラブにやって来た時のことを思い返す。「チェアマンと初めて会った時のことを思い出すよ。彼は『クラウディオ、今季は非常に重要なシーズンなんだ。プレミアリーグにとどまらなければいけない』と言ったよ』と語っている。
「勝点40ポイント。これが目標だった。ファンにもう一年プレミアリーグでの冒険をプレゼントするために。4月4日に勝点69を獲得して、順位表のトップにいるなんて夢にも見ていなかったよ。信じられないね」
レスターは今季開幕直後からFWジェイミー・ヴァーディを中心に好調を維持。第13節終了時点でリーグ首位に浮上し、第14節マンチェスター・ユナイテッド戦ではヴァーディがプレミア記録となる11試合連続ゴールを決めた。
第23節以降、首位を維持し続け残り6節で2位トッテナムとの勝点差を「7」としている。奇跡の優勝が現実味を帯びてきているが、ラニエリ監督は冷静だ。
「レスターの道端でファンに出会うと“夢を見ている”と言われるよ。それでも私はこう言うんだ。『オーケー、君たちは我々のために夢を見てくれ。我々は夢を見ない。ただハードワークをするだけだ』」
残るレスターの対戦相手はサンダーランド、ウェスト・ハム、スウォンジー、マンチェスター・ユナイテッド、エバートン、チェルシーの6クラブ。世紀のアップセットが実現する日は近い。ラニエリ監督によるミラクル・レスターの冒険に世界中のフットボールファンが注目している。
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