上海上港の選手と対峙する宇佐美貴史【写真:Getty Images】
【ガンバ大阪 0-2 上海上港 ACLグループステージ第4節】
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節が6日に行われ、ガンバ大阪はホームで上海上港と対戦した。
今大会いまだ勝利のないG大阪は前節アウェイで敗れた相手との再戦。決勝トーナメント進出のためには勝利が必須だ。
先制点が欲しいG大阪。14分に宇佐美が決定機を迎える。パトリックの落としを受けてペナルティエリア手前からシュートを放つが、相手GKヤン・ジュンリンにセーブされてしまう。
直後の18分、上海上港はエウケソンが倒されて得たフリーキックでG大阪ゴールに迫る。しかしコンカの放った左足の強烈なシュートは東口がファインセーブで阻止した。その後も上海上港は再三チャンスを作り主導権を握ったが、G大阪ゴールを割れずスコアレスで前半を終えた。
後半もG大阪は前線の2トップを中心に攻める。50分、宇佐美のスルーパスを受けたパトリックがシュートを放つもGKの好守に阻まれる。
するとその後は上海上港が続けざまに決定機を作っていく。そして66分、ペナルティエリア手前からコンカ、ルー・ウェンジュンとつないでウー・レイがフィニッシュ。流麗なパスワークで崩しきりG大阪相手に先制点を奪った。
さらに72分、ウー・レイが至近距離から放ったシュートは東口がセーブしたが、こぼれ球をルー・ウェンジュンが強烈なミドルシュートでゴールに叩き込み上海上港が追加点を奪った。
G大阪は藤本や西野を投入し、選手交代で流れを変えようと試みるが1点が遠い。そのまま試合終了の笛が吹かれ、公式戦4連敗を喫した。これによりグループ2位のメルボルン・ビクトリーが水原三星に勝利すれば勝ち点差は6ポイントに開き、残り2試合での決勝トーナメント進出は絶望的になる。
【得点者】
66分 0-1 ウー・レイ(上海上港)
72分 0-2 ルー・ウェンジュン(上海上港)
【了】