チェルシーから江蘇蘇寧に移籍したラミレス【写真:Getty Images】
この冬にチェルシーから中国の江蘇蘇寧へ移籍したブラジル代表MFラミレスが、チェルシー退団の理由はフース・ヒディンク監督の就任だと明かしている。英紙『ザ・サン』のインタビューで答えた。
昨季のプレミアリーグ王者であるチェルシーは今季になって深刻な成績不振に陥っており、昨年12月にジョゼ・モウリーニョ前監督を解任。後任として、フース・ヒディンク監督が就任した。
モウリーニョ前監督体制では出場機会を得ていたラミレスだが、ヒディンク監督はラミレスではなくジョン・オビ・ミケルを重用したことで出番は激減した。
ラミレスは「僕がチェルシーを離れた大きな理由は、新しい監督が来たからなんだ」と、チェルシー退団の決定打はヒディンク監督にあることを告白。さらに、控えが続いたことへの理由が説明されることがなかったことに対して不満を爆発させた。
「ジョゼと良い関係を築いていたわけではないけれど、彼がいたときにはプレーできるチャンスがあることは分かっていたし、チームでのポジション争いは常にオープンだった。ヒディンクが来て、彼は理由もなく僕をチームから外した。僕は良いプレーをしていたし、難しい状況にあったチームのためにハードに戦ってきたから、なぜなのかは理解できない」
ヒディンク監督就任以降、チェルシーはリーグ戦で無敗を続けており、前半戦の不調から徐々に脱却しつつある。しかし、ラミレスは控えという立場を受け入れることができなかったようだ。
「ベンチから試合を観るなんて簡単なことではないし、チームのパフォーマンスも良くなかった。ヒディンクが来て僕の状況は複雑になった。本当になぜだか分からないよ。だけど、これもサッカーということなのだろう」
ヒディンク監督が就任して以降、ラミレスはチェルシーで全7試合のうち2試合のみの出場だった。
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