マインツからレスターに移籍した岡崎慎司【写真:Getty Images】
日本代表FW岡崎慎司はプレミアリーグで首位に立つレスター・シティで活躍を続けているが、複雑な気持ちでこの様子を見届けている人物がいるようだ。独誌『ビルト』が伝えている。
今季マインツからレスターに加入した岡崎だが、この移籍実現にはクリスティアン・ハイデルGMの後押しが大きな要因となっている。
2013/14シーズンにシュトゥットガルトから150万ユーロ(約1億9500万円)で岡崎を獲得し、2年後に1100万ユーロ(約15億円)の高値でレスターに売却するなどマインツの“敏腕GM”として知られるハイデル氏だが、契約に優勝ボーナスの条項を加えていなかったという。
同紙のインタビューで「そんな考えは全然なかったよ。これは単純に誤りだね」と後悔を明かしている。仮にこのままレスターが優勝しても、マインツは恩恵を受けられないことになる。
岡崎が移籍する前年度のレスターは14位でリーグ戦を終えており、辛うじて1部残留を決めている。世界中の人々も予想していなかった快進撃だけに、さすがのハイデル氏も予期していなかったのかもしれない。
FC東京から武藤嘉紀の獲得にも尽力したハイデル氏は、来季から24年間過ごしたマインツを離れてシャルケで強化部門を担当することが決まってる。
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