MSN(上)とBBC(下)【写真:Getty Images】
バルセロナ対レアル・マドリーの“エル・クラシコ”が現地時間の2日に開催される。現在世界最高の攻撃ユニットの一つである両クラブのトリオ対決に注目が集まっている。
ホームのバルセロナが擁するはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSNトリオ”。一方アウェイのマドリーが擁するはカリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウドの“BBCトリオ”だ。
上記の6選手の中で今季リーガ・エスパニョーラで最もゴールを決めているのはC・ロナウドで28ゴールを記録している。また、バルセロナのL・スアレスも26ゴールと好調だ。一方で、得点数を出場試合数で割った「ゴール率」に話を移すと、ベンゼマが20ゴール/21試合で「0.95」と最高の成績を収めている。BBCとMSNのそれぞれ合計得点数はBBCが「63」に対して、MSNが「69」と上回っている。
また、ゴールだけでなくアシストに目を向けるとMSNが圧勝を収める。BBCで最もアシストを記録しているベイルが10アシストに対して、MSNはメッシが12、ネイマールが14、スアレスが15と3選手全てが二桁に乗せている。
ゴールとアシストを合わせ最も多くの得点に関与しているのはL・スアレスで、41ゴール(26ゴール15アシスト)に関与している。次にC・ロナウドが37ゴール(28ゴール9アシスト)に関与している。MSNとBBCの合計関与を比べるとアシストの差でMSNが「110」とBBCの「86」を圧倒する。なお、それぞれ最も「得点関与率」が高いのはベイルの「1.39(25/18試合)」とスアレスの「1.46(41/28)」だ。
以上、「ゴール」「アシスト」「得点関与」「ゴール率」「得点関与率」の5要素で両トリオを比較した場合、圧倒的なMSN優位が見えてくる。今回はバルセロナのホームなだけにマドリーは苦しい戦いが強いられそうだ。
(文:Keiske Horie)
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