サー・アレックス・ファーガソン氏【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドの伝説サー・アレックス・ファーガソン氏が、ルイス・ファン・ハール監督を擁護している。
今季ユナイテッドはチャンピオンズリーグ(CL)ではグループリーグ敗退、ヨーロッパリーグ(EL)ではベスト16で敗退、キャピタル・ワン・カップも敗退している。しかし、リーグ戦では現在勝ち点50で6位につけ、4位のマンチェスター・シティとの勝点差は「1」。4位以内に与えられる来季のCL出場権には手が届く順位にある。
英紙『ザ・ガーディアン』は31日、「ユナイテッドのファンは、V・ハール監督をバックアップする必要がある」と、ファーガソン氏のコメントを掲載した。また、今季の不調の原因はV・ハール監督の戦術とは別に「怪我人の多さ」を一因に挙げている。
「DFフィル・ジョーンズ、MFアシュリー・ヤング、MFアントニオ・バレンシア、DFルーク・ショーといった主力の怪我が、チームに計り知れないダメージを与えている」とコメント。ショー以外は自身が指導したこともあり、ファーガソン氏も気になるところだろう。
現在のユナイテッドに対し「現段階でチームを判断するには時期相応だ。若いプレイヤーはこれから」だとも語っている。ファーガソン氏自身も1986年からユナイテッドのベンチに座り、3年間はタイトルに恵まれなかったためか、ファンに忍耐を求めているようだ。
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