香川真司【写真:Getty Images】
【日本 5-0 シリア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は29日、ロシアW杯アジア2次予選でシリア代表と対戦し、5-0で勝利を収めた。
この日2得点を決めた香川真司。「みんなの流動性も含めて速いスピードでプレーできた」と周囲とのコンビネーションがスムーズだったことを評価した。
1点目は反転からの左足ボレーだったが「うまく冷静に打てたのかなと思う」と振り返る。「まずチームが勝つことが第一で、その中でやはり求められるものは結果だった。それをしっかりと出せたことはすごく評価できる」と喜んだ。
香川はこの日の2得点で国際Aマッチ通算25ゴールとし、中村俊輔の24ゴールを越えた。このことについて背番号10は「尊敬する選手の記録を抜けたことはいいこと」と話しつつも「オカちゃんみたいに、圭佑君みたいに取り続けて、結果を残し続けていかないといけない立場だと思っている」と、さらに得点を積み重ねていく決意を明かした。
今回の合宿では「フィジカルや球際、寄せの部分も含めて、特にいい練習ができた」香川も手ごたえを感じているようだ。
所属するドルトムントでは後半戦に入って出場機会が減少しているが、「立場的に厳しい状況ではある」と香川自身も自覚している。それでも「試合に出た時にしっかりと結果として証明していけるように、代表のようにまたしっかりと準備してドルトムントでやっていきたい」と抱負を述べた。
シリア戦での活躍がドルトムントでの復調を担保してくれるわけではないが、少なくともいいイメージを持ってドイツに戻ることができるはずだ。
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