主審にレッドカードを逆提示して退場処分を受けたサリフ・ドゥルサン【写真:Getty Images】
トルコリーグで、引退する審判に対して選手が粋な演出をしたことが話題となっている。トルコメディア『haberay』が伝えている。
トラブゾンスポル対サムスンスポルの試合を最後に審判業を引退するアリ・シュクル・ベルズク氏は、試合開始5分間だけホイッスルを吹き、その後は新たな審判と主審を交代した。
その際、トラブゾンスポルのサリフ・ドゥルサンがベルズク氏を突然担ぎ、肩車をしてピッチの外に送り出した。他のトラブゾンスポルの選手たちもベルズク氏の手を取り、付き添っている。
ドゥルサンといえば、先月21日のガラタサライ戦でデニス・ビツェル主審にレッドカードを逆提示した問題児でもある。味方選手の退場処分に腹を立てたドゥルサンは、たまたま主審が落としたレッドカードを拾い上げて逆提示し、退場処分を受けていた。
以前は主審と一悶着起こしたドゥルサンだが、今回は主審の最後の花道を飾った。
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