FC東京加入が決まったムリキ【写真:Getty Images】
J1リーグのFC東京は1日、ブラジル人FWムリキを獲得したことを発表した。契約期間は2016年3月25日から2016年12月14日までの期限付き移籍、背番号は「11」となる。
ムリキはカタールのアル・サッドに所属していたが、今年2月にトップチームからの除籍が発表され実質フリーの身となっていた。2010年7月から4年間に渡って中国スーパーリーグの広州恒大でプレーしたムリキは、ACLで通算38試合に出場して20得点を記録している。
広州恒大時代には日本勢から計10得点を奪っており、まさに“Jリーグの天敵”といえる存在だった。中国では通算で78試合39得点を記録。2011年には中国リーグ得点王に輝き、3度のリーグ優勝も経験している。今季のカタールリーグでは11試合に出場して10得点を挙げていた。
ムリキはFC東京のオフィシャルサイトで「日本のクラブとACLで対戦した時から、いつかは日本でプレーしたいと思っていました。」と述べ、新天地での意気込みを語った。
FC東京は外国人枠が全て埋まっていたが、28日にスペイン人FWサンダサとの契約を解除し、1枠を確保していた。アジアでも実績のある強力ブラジル人アタッカーは、4年ぶりにACLを戦うFC東京の救世主となるだろうか。
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