ルーマニア代表が、国内の学力向上のためにユニークな取り組みを始めた。英局『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
リトアニア代表およびスペイン代表との親善試合のために招集されたルーマニア代表は、練習中に「7-3」「46:2」など計算式が背中に書かれたトレーニングジャージを着用した。
2014年時点で、ルーマニアの学業途中退学率は18%にも上っており、これはヨーロッパにおいて最も高い数字なのだという。近年は国内でも学力低下が指摘されており、これに向けた施策のようだ。
ルーマニアサッカー協会と国内の出版業者による共同の取り組みであり、同協会は「このキャンペーンは企業や教師、生徒、選手と共に深刻な教育問題を解決することを狙いとしている」と、目的を明らかにしている。
ルーマニアは今年6月に開催されるEUROの出場も決まっており、開催国のフランス、アルバニア、スイスと同じグループAに組み分けられている。
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