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香川が語るシリア攻略のキーポイントは「サイドからの攻撃」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
香川真司【写真:Getty Images】

 日本代表は27日、ロシアW杯アジア地区2次予選のシリア戦に向けて練習を行った。

 すでに最終予選進出を決めた国同士の対戦で日本は首位突破を目指している。24日のアフガニスタン戦に途中出場した香川真司は「やはり1位で上に行かないといけないですし、ホームでやる試合なので代表が勝つためにプレーしたい」と気を引き締める。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はドルトムントでプレーする香川でさえポジションが約束されているわけではないと述べている。そのためシリア戦でもベンチスタートとなる可能性は捨てきれない。

 香川がアフガニスタン戦に出場したときは、すでに勝負が決した後だった。それでも「前半はチームとしてまだまだ戦い方がハッキリしていなかった。苦労した部分も沢山ありましたし、フォーメーションに関してはこれからさらに練習していく必要がある」と課題をハッキリ認識している。

 ではシリア戦勝利のポイントはどこになるのだろうか。香川は「サイドからの攻撃がひとつのキーになってくる」と分析する。「前の試合はなかなかクロスが合わなかったので、やはり引かれた相手、コンパクトに守られた相手に対してどう崩すかというのはサイドからの攻撃の質が大事になってくると思う。そこを一人ひとりが意識して戦っていく必要がある」と指摘した。

 香川自身はトップ下に近いポジションでの起用が予想されるが、「逆サイドであったり、両ウイング、両サイドバックがどこまで攻撃に絡めるか」をシリア攻略のキーポイントに挙げる。特に長友佑都のいる左サイドの攻撃においてパスの出し手も受け手も質を高めなければならないと語った。

 27歳を迎え日本代表を引っ張らなければならない立場になった香川。ポジションは約束されていないが与えられた時間の中で真の力を発揮し、サムライブルーに歓喜をもたらしたいところだ。

【了】

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