香川真司【写真:Getty Images】
ロシアW杯予選を控えた日本代表は22日、埼玉県内で練習を行った。
2016年に入り、香川真司のドルトムントでの出場機会が減少している。2月のヘルタ戦と今月のバイエルン戦ではベンチ外の屈辱も味わった。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はクラブでのパフォーマンスを重要視しており、指揮官にとって香川の状態は気になるところだろう。
とはいえ、フル稼働していないため「コンディションは問題ない。試合も出たり出なかったりしていたので、そこまで疲労は感じていない」と、フレッシュな状態にあることを強調した。
日本代表での香川の存在価値は変わらず大きく、今回の3月シリーズでも活躍が求められる。本人も中心選手として「責任感は常々ありますし、ピッチで証明していかなきゃいけない」と話している。指揮官からはフィニッシュの部分やリーダーとしての役割も期待されているようだ。
「もっとゴールであったり、ゴールにつながるものが必要。また、チームにもっと経験値をもたらしてほしいと」
香川はこれまでも日本代表の中核であり、頼りになる選手だった。若手も少しずつ加わる中で年長者としての振る舞いも重要になってくる。
「自分自身も27歳っていう年齢になる。いろんな経験を積んできて、チームとして前に立ってやっていけるように取り組んでいきたい」
ハリルジャパンには本田圭佑や長友佑都がおり、長谷部誠も健在だ。香川にも、チームを牽引するような振る舞いが期待される。
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