ダンディー・ユナイテッドの日本代表GK川島永嗣【写真:Getty Images】
日本代表GK川島永嗣が所属するダンディー・ユナイテッドは現地時間20日、ダンディーFCと対戦した。
残留を目指すダンディーUにとっては負けられないダービーマッチとなった一戦は、北アイルランド代表FWウィリアム・マッケイが後半アディショナルを含めて2本のPKを決めて2-2の引き分けとなった。
川島は試合序盤のシュートこそセーブしたものの、試合を通じて枠内シュート3本で2失点を喫してしまった。
辛うじて追い付いたダンディーUだが、依然として最下位からは抜け出せず、1試合消化の多い2部入れ替え戦圏内の11位キルマーノックとの勝ち点差はいまだ「7」と難しい状況は続く。
ダンディーUはリーグ終盤の下位グループ行きが決定(※)しており、残留するためには直接対決が続くラスト5試合で連勝する必要がある。
(※)スコットランドリーグは12チームで33試合を行ったのち、上位6チームと下位6チームを分けてそれぞれ1回の総当たり5試合を行う。
直前のリーグ戦では太腿部への違和感から大事を取って欠場した川島には、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「(ダンディーFC戦は)問題なければ試合に出る。彼がどのような状況かを見てみたい」と状態を心配していたが、フル出場を果たしている。
これまで日本代表では長く正GKとして君臨してきた川島だが、ハリルホジッチ監督は「彼は先発を奪わなければいけない立場になった」と、GKの競争激化を示唆している。
ダンディーU、そして日本代表でも川島にとって厳しい戦いが続くことになりそうだ。
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