ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
【アウグスブルク 1-3 ドルトムント ブンデスリーガ第27節】
ブンデスリーガ第27節が現地時間20日に行われ、ドルトムントはアウグスブルクのホームに乗り込んで対戦。アルフレッド・フィンボガソンに先制点を許すも、後半に逆転に成功し3-1の勝利をおさめている。
この試合で先発出場を果たした香川だが、見せ場を作れず61分に交代している。その後、ドルトムントはゴンサロ・カストロ、アドリアン・ラモスがゴールを決めた。
香川はめまぐるしくシステムが変化するトーマス・トゥヘル監督のもとで“居場所”探しに苦労しているようだ。「難しいところは、毎試合メンバーが変わったり、フォーメーションが変わっていること」と語り、「選手間の難しさは凄くある。特に僕みたいな選手は役割がある意味で使いやすいので。いろいろなポジションで試されている感じはある」と明かした。
アウグスブルク戦でも後半から「下手したら(自分が)がワントップみたいな感じになっていて、やりづらさはありました」と苦労があったことを吐露している。それでも「我慢してやっていくしかないです。こういうチームですから」と前を向いた。
「個人の能力であればピエール=エメリク・オーバメヤン、ヘンリク・ムヒタリアン、マルコ・ロイスと単独突破で状況を打開できる選手が多い。前線の(他の選手の)ストロングポイントという確固たるものがあるので、仕方ないところで。そういったところを自分で活かしていけるのかを考えていかなきゃいけないと思います」
ヨーロッパリーグでベスト8に進み、ブンデスリーガでもバイエルン・ミュンヘンに勝点差5で食らいついているドルトムント。チームが好調を維持するだけに、香川の戦いは難しいものになりそうだ。
【得点者/交代】
16分 1-0 フィンボガソン(アウグスブルク)
45分 1-1 ムヒタリアン(ドルトムント)
62分 香川→ライトナー(ドルトムント)
69分 1-2 カストロ(ドルトムント)
75分 1-3 ラモス(ドルトムント)
(取材:本田千尋)
【了】