左が兄アントニオ、右が弟ジャンルイジ。2人の顔立ちはよく似ている【写真:Getty Images】
ミランは来季の新な控えGKにジェノア所属のアントニオ・ドンナルンマ獲得を検討しているようだ。伊『カルチョニュース24』が報じた。
同選手は名前からもわかる通り、ミランの現正守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの実の兄である。1990年生まれで弟と同じくミランの下部組織出身だが、2010年にレンタル移籍でチームを離れて以降下部リーグのクラブを転々とし、現在はジェノアで第3GKを務めている。
弟ジャンルイジがレギュラーの座を確固たるものにしているミランでは今季終了後にGK陣の刷新が予想されている。来季開幕を39歳で迎えるクリスティアン・アッビアーティは現役引退が濃厚で、控えのディエゴ・ロペスは現在の待遇に満足しておらず退団が有力視されている。
ナポリに期限付き移籍中のガブリエウや、同じくミドルスブラへレンタルされたミカエル・アガッツィも正守護神の座を脅かせるほどの信頼を勝ち取れておらず、ミラン復帰後の将来は不透明だ。
アントニオ・ドンナルンマとジェノアの契約は2018年夏まで残されているが、同クラブとミランは良好な関係にありレギュラークラスでもないため安値でチームを熟知する戦力を確保できる。仮に6年ぶりの復帰が実現すれば、ドンナルンマ兄弟がピッチ上とベンチで共演を果たす日が来るかもしれない。
【了】