日本サッカー協会（JFA）は、ロシアW杯アジア二次予選アフガニスタン戦（24日）およびシリア戦（29日）に臨む日本代表メンバーを発表した。

　GK川島永嗣（ダンディー・ユナイテッド）やFWハーフナー・マイク（ADOデン・ハーグ）が久しぶりの代表復帰となる中、ドルトムントの香川真司も順当に名を連ねた。これまでハリルジャパンで多くの試合で先発出場しているが、今回はそこから外れるかもしれない。

　ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「ドイツのビッグクラブでかなりの競争をしている。彼は自分のスタメンを勝ち取るために戦っているところだ。彼とは色んなことを議論してきた。常にプレーしたいと言っていたが、残念ながらスタメンを奪えていない。A代表でも奪えるかどうか分からない。ドルトムントでは、本当にパフォーマンスが高くないとスタメンは奪えない」と、A代表でも先発から外れる可能性を示唆している。

　香川は所属のドルトムントで、2016年になってから公式戦13試合のうち先発は6試合、残り7試合は出場なしまたは10分以下のプレーに留まっている。クラブで徐々に出場機会を減らしていることを、ハリルホジッチ監督も懸念しているようだ。

　ドルトムントは現地時間20日にアウェイでのアウグスブルク戦を控えており、香川が代表合宿に参加できるのは22日となる。ハリルホジッチ監督は、疲労蓄積や負傷を回避するために準備期間の少ない選手の起用を避けることを明言していることから、香川が24日のアフガニスタン戦の先発から外れる可能性もありそうだ。

　発表当日に誕生日を迎えた香川だが、27歳で迎える最初の試合はベンチスタートとなってしまうのだろうか。

（取材、文：今関飛駒）

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