岡崎慎司は現在日本代表98キャップ【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は17日、W杯アジア二次予選アフガニスタン戦及びシリア戦に挑む日本代表メンバーを発表した。(文:海老沢純一)
今回の招集メンバーは1枠拡大した24人となり、GK川島永嗣やFWハーフナー・マイクといった長く代表を離れていた選手も復帰を果たした。その一方で、MF香川真司やFW本田圭佑、岡崎慎司といったおなじみの主力も顔を揃えた。
その中でも、今季クラブで最も充実した時を過ごしているのが岡崎だ。所属するレスターはプレミアリーグにおいて首位をキープしており、誰もが予想しなかったリーグ優勝の可能性が高まっている。
そのレスターで自らのポジションを確保している岡崎は、14日の第30節では技ありのオーバーヘッド弾というセンセーショナルな活躍を披露するなど大きな話題も呼んでいる。
とはいえ、岡崎のクラブへの貢献度はゴールではなく献身性にある。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、そんな岡崎について「クラブでは守備的MFかDFとしてプレーしている」と皮肉を交えながらも「自身を犠牲にして頑張れる選手は私のサッカー人生でもまれ。皆の模範となれる」と称えた。
また、岡崎は現在日本代表98キャップ。つまり、今回の2試合に出場すれば100試合出場という快挙を達成する。さらにゴール数は47得点。この2試合で3得点を挙げれば100試合50得点という記録を達成することとなる。
100試合もの出場を記録しながら2試合に1得点を挙げることとなるこの得点率は驚異的ともいえる。当然、ハリルホジッチ監督も「代表ではクラブとは全く異なる役割を期待している」と得点での貢献に期待を寄せた。
現在、日本サッカー界で最も旬な男には、さらなる注目が集まっている。
(文:海老沢純一)
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