途中出場でゴールを決めたキングスレイ・コマン(左)とチアゴ・アルカンタラ(右)【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンは現地時間16日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグでユベントスと対戦し、延長戦の末にベスト8進出を決めた。
ユベントスのホームで開催された1stレグでは2-2に引き分けに終わったバイエルンだが、2ndレグでも試合開始早々に2ゴールを許すなどユベントスに苦しめられる。
しかし、後半アディショナルタイムにトーマス・ミュラーが同点弾を叩き込んで延長戦に突入する激闘に。その後はバイエルンが2ゴールを決め、合計スコア6-4でユベントスを下した。
激闘を制したバイエルンの強さの要因には、控え組の活躍があった。延長後半に決勝ゴールを決めたチアゴ・アルカンタラ、ダメ押しゴールを決めたキングスレイ・コマンはいずれも途中出場。大手データサイト『opta』によれば、バイエルンが今季のCLで途中出場の選手がゴールを決めたのはこれが4度目で、これは全クラブのうち最多である。
他の2点は、グループリーグ第1節のオリンピアコス戦でマリオ・ゲッツェ、第4節のアーセナル戦でアリエン・ロッベンが決めている。
また、スペインの統計専門記者ミスター・チップ氏によれば、T・アルカンタラはCLが現行の名称に変更となって以降、史上初めて延長戦でゴールを決めたスペイン人選手となった。
ユベントスに勝利したことで、大会最多15度目のベスト8進出となったバイエルン。先発選手に限らず、控え選手にも重要な役割を与えられるペップ・グアルディオラ監督の采配が、今後も大きな鍵を握ることになりそうだ。
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