ドルトムント練習風景
ドルトムントは現地時間15日、ブラッケル練習場においてトッテナムとのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦2ndレグ(アウェイ)に向けたトレーニングを行った。(取材・撮影:本田千尋)
10日に行われたホームでの1stレグでは、MFマルコ・ロイスの2ゴールなどで3-0と快勝。その後の13日に行われたブンデスリーガ第26節マインツ戦でも2-0と勝利を飾った。
マインツ戦で公式戦4試合ぶりに先発し73分に後半戦初ゴールを決めたMF香川真司は、この日もボールを蹴りながらランニングを行った。その後はリフティングでゴールを目指すなどレクリエーション要素を取り入れたミニゲームも行われ、香川がゴールを決める場面も。
また、ミニゲーム後には香川、ムヒタリヤン、パパスタソプーロス、ライトナー、パク・チュホ、アドリアン・ラモスの6人が残り、リフティングで10分程のパス交換を行った。
この日のトレーニングではミニゲームでは楽しげな声が聞こえ、香川にも笑顔が見られるなど全体的にリラックスした雰囲気。チームは無敗をキープしているだけに、ピリピリとした様子はない。
年明け以降、出場機会を減らしている香川だが、前戦のゴール後には「スプリントを見たら35回と、僕の平均よりもはるかに多い数字。そういうところの意識やゴール前に入り込むこと、スピードの変化という意味では意識が現れていると思う」と手応えを語った。
それでも最後には「いくらいい準備をしてポジティブに戦えたとしても、最後のやる気はピッチで証明するしかない」と気を引き締めた香川。13年12月1日以来2季ぶりとなるホワイト・ハート・レーンのピッチで完全復活を宣言できるだろうか。
(取材・撮影:本田千尋)
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