U-23は五輪代表へ。GKは川島永嗣の復帰が有力
日本代表はロシアW杯アジア二次予選突破をかけ3月24日にアフガニスタン、29日にシリアと対戦する。首位通過に向けて当然ながら負けられない2試合となるが、今月7日から3日間の合宿に参加した国内組を含め、どういうメンバー構成になるのか予想したい。
就任1年目の2015年はなるべく多くの選手を見たいという目的もあり、5月に国内合宿を行い、また国際Aマッチデーではなかった東アジアカップも国内組だけで参戦した。12月には国内組の選手との食事とミーティングでコミュニケーションをはかり「もっとやってほしい」とメッセージを伝えている。
ここまで国内組の“発掘”を積極的に行ってきたハリルホジッチ監督だが、最終予選に向かっていく日程の中で、代表候補を30人程度に絞り込んで行くことも示唆している。
先日の合宿と今度の2試合、さらに6月のキリンカップで最終予選の陣容が固まってくるが、公式戦でもあるアフガニスタン戦とシリア戦のメンバーに入ることは今後の代表定着に向けて大きな意味を持つはずだ。
昨年11月のメンバーは欧州組が12人、国内組は11人だった。そこから欧州組では武藤嘉紀(マインツ)が2月のハノーファー戦で右膝を負傷し、欠場が確定的。国内組では遠藤航(浦和レッズ)が五輪代表のポルトガル遠征に帯同するため、A代表は不参加になることが決まった。また欧州組の南野拓実(ザルツブルク)に加え、国内合宿に参加していた浅野拓磨(サンフレッチェ広島)と植田直通(鹿島アントラーズ)も五輪代表に招集されている。
GKは西川周作(浦和レッズ)、東口順昭(ガンバ大阪)が確実なところだが、残り1枠は六反勇治(ベガルタ仙台)が負傷で国内合宿を辞退したこともあり、やや難しいところ。川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)の代表復帰が順当とも見られるが、林彰洋(サガン鳥栖)の評価がどこまで上がっているかも影響しそうだ。
【GK(3人)】
順当:西川周作、東口順彰
有力:川島永嗣
候補:林彰洋