悲しみを乗り越える覚悟を示した香川真司【写真:Getty Images】
現地時間13日にブンデスリーガ第26節が行われ、ドルトムントはマインツをホームに迎えて対戦。日本代表MF香川真司の得点などで2-0で勝利をおさめた。
しかし、この試合の最中に悲しい出来事が起きている。ドルトムントのサポーター2人が心臓発作を起こし、1人は一命をとりとめたものの、もう1人は帰らぬ人となってしまった。
香川は試合後に自身のブログで「チームにとっても、選手にとっても、サポーターの皆さんにとっても。何か雰囲気がおかしいなと感じましたが、僕はグラウンドを走り、必死にサッカーをプレーすることしかできませんでした」と語り、試合中に会場の雰囲気の変化を感じ取っていたことを明かした。
続けて「僕はサポーターの皆さんの為、そしてサッカーを愛する人々の為にも、自分の出来る事を精一杯やっていこうと思います」と語り、悲しみを乗り越える覚悟を示した。
香川にとって久しぶりのゴールが生まれた試合ではあったが、得点を喜ぶどころではなかった。ショックは大きいものの、香川は自分のできることを一所懸命果たすことを誓っている。次の試合でも得点を決め、今度はサポーターたちを笑顔にさせたいところだ。
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