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本田圭佑 9年前

本田、絶好チャンスでシュートミスも…伊紙の評価は上々「ストライカーよりアシストマン」

ミランは現地時間1日、コッパ・イタリア準決勝第2戦で3部のアレッサンドリアと対戦し、5-0で勝利。2戦合計で6-0とし、決勝進出を決めた。本田圭佑は前半に決定機でシュートミスをしてしまったが、現地メディアはそれでも高い評価を与えている。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

絶好のシュートを外すも評価は上々

本田
ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】

 地元紙は本田圭佑について、及第点かそれ以上の評価をつけていた。もっとも話題の中心はやはり前半7分のシュートミスに集まっており、媒体によってその分評点は差し引かれていたようだ。

 以下は各紙の評価及び評点。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 6
「テレビ番組『Mai dire gol(ゴールなんて絶対言うな)※』だったら『こんなのオレでも決められた』のコーナーにランクインしていたことだろう。ただ前半7分にして一度ゴールチャンスを潰したのち、メネズのゴールに繋がる縦パスを放ち、さらにメネズの2点目にも絡んだ」

(※)「Mai dire gol」とは、1990年から2002年まで民放TV局『メディアセット』で放映されていた、サッカーの珍プレーを扱った番組。その中に「Questo lo segnavo anch’io(こんなのオレでも決められた)」というタイトルで珍ゴールミスランキングが組まれていた。採点記者による原文は“Questo lo facevo anch’io”となっていたが、これを意図したものと思われる。

『コリエレ・デッロ・スポルト』 7
「前半7分のミスは信じらない。クツカのパスによってゴール前でフリーとなっていたのに。メネズに対し1-0のゴールに繋がるボールを供給」

『トゥットスポルト』 6.5
「前半7分、ゴールががら空きだったのにミスをしたシュートはあの『悲惨なエジーディオ※』を彷彿とさせた。ミハイロビッチ監督にはきっと酷く怒鳴られただろうが、その後メネズに1-0となるボールをプレゼントしてミスを償う」

(※)かつてミランに所属したFWエジーディオ・カッローニのこと。ミラン所属時代は9番を背負い、通算31得点を挙げる。1976/77シーズンのコッパ・イタリアでは得点王となり、同大会の優勝に貢献するなどそれなりに活躍したが、それ以上に多くのシュートチャンスを外しまくったことで有名となる。そして当時のチームメイトであったあのジャンニ・リベラから、『悲惨なエジーディオ』というニックネームを頂戴した。

『コリエレ・デッラ・セーラ』 6
「ストライカーよりもアシストマンとしての方が明らかに良かった(メネズへのパスは完璧)。試合開始早々、がら空きとなったゴールに対して思い切り蹴り上げるも、シュートではなくスタンドの群集の中にボールを放つ」

『ラ・レプッブリカ』 6
採点のみ。

【了】

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