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2016年2月25日の時点でSVダルムシュタットは、欧州の5大リーグでベスト5に入っている。25日付の『キッカー』誌に記載のデータによれば、スペイン、イングランド、イタリア、フランス、ドイツの5大リーグの中で、ダルムシュタットを上回るクラブは4チームしかない。順にレアル・マドリー、ASモナコ、アスレティック・ビルバオ、FCサウサンプトンだ。
3月2日のブンデスリーガ第24節、ボルシア・ドルトムントは、アウェイでダルムシュタットと戦う。
レアル・マドリーに始まるランキングは、財政規模や走行距離のデータではない。さらに限定的なもので、「今季のヘディングによる得点数」を並べたものだ。具体的な数字は、マドリーが「14」、モナコが「13」、ビルバオが「12」、サウサンプトンが「11」、そしてダルムシュタットが「10」得点を記録している。
ブンデスリーガでは14位のダルムシュタットが、錚々たる顔ぶれの中に食い込んでいるのは、サンドロ・ワーグナーの働きに依るところが大きい。バイエルン・ミュンヘンの下部組織で育ち、2009年のU-21欧州選手権ではドイツ代表としてメスト・エジルらとともに優勝経験もあるFWは、今季の9ゴールの内、5得点をヘディングで記録している。
選手別に「今季のヘディングによる得点数」を見れば、2月25日現在でワーグナーを上回るのは、マドリーのガレス・ベイルのみである。ベイルが「7」得点、ワーグナーが「5」、アーセナルのオリヴィエ・ジルーが「5」、同じくダルムシュタットのアイタック・スルが「4」、またエバートンのロメル・ルカクやクリスティアーノ・ロナウドも「4」得点となっている。