ドラガン・ストイコビッチ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、アーセナル戦で見せた珍行動が話題となっている。
ファン・ハール監督はアーセナル戦で第4審判に抗議をした際、突如接触もなく転倒。曰く、「アーセナルの選手はこんなに簡単に倒れているんだ」というのを自ら実演するためにこのような行動に出たようだ。
これを受けて、スペイン紙『マルカ』は「監督が選手に変わった7つの瞬間」という特集記事を掲載。監督がまるで選手のような振る舞いをしたシーンが取り上げられた。
同記事では、ファン・ハール監督の他、ジョゼ・モウリーニョ氏が親善試合の監督を務めていた際にサイドをドリブルで駆け上がった選手からボールをカットしたシーンや、インテルのロベルト・マンチーニ監督が自らもとに転がってきたボールをトラップミスして転倒してしまうシーンが紹介された。
その他、カルロ・アンチェロッティ氏、ルイス・エンリケ監督、マルティン・パレルモ監督といった面々が並ぶ中、“ピクシー”の愛称で親しまれた元名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督も紹介されている。
2009年10月の横浜F・マリノス戦で、事件は起きた。ピッチ内で負傷者が出たことで横浜FMのGK榎本哲也がボールを蹴りだすと、ベンチ前にいたストイコビッチ監督のもとへ。すると、革靴を履いていたストイコビッチ監督はダイレクトボレーで榎本の方へ蹴り返し、ゴールネットへと吸い込まれた。
これは“革靴ボレー”としてJリーグサポーターの間で伝説として語り継がれており、これまでにも数々の海外メディアで特集されている。
選手時代にも華麗なテクニックでファンを魅了してきたピクシーは、その試合で退席処分となってしまったが、世界各地でいまなお話題に挙がっているようだ。
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