リヴォルノに2-0 ローマに重圧【写真:goal.com】
24日に行われたセリエA第13節、リヴォルノ対ユヴェントスの一戦は、2-0でアウェーのユヴェントスが勝利を収めた。
ボヌッチとオグボンナが出場停止、バルザーリが負傷欠場と、守備陣が緊急事態のユーヴェは、事前の報道どおりにビダルをセンターバックとして起用。カセレス、キエッリーニの間に入った。
前半、ユヴェントスはリヴォルノにチャンスをつくらせない一方で、自分たちもなかなかゴールに迫れず。最初の見せ場は20分。ジョレンテがポストプレーから右にはたくと、これを受けたパドインのクロスに、再びジョレンテ。だが、ヘディングシュートはクロスバーを越えた。
31分には、ポグバが強烈なミドルシュートを放つも、GKバルディにセーブされる。37分にも、左サイドから中央へ切り込んだアサモアが、個人技から左足シュートに持ち込むが、再びバルディに阻まれ、スコアレスのまま前半を終える。
後半に入っても、ユーヴェはなかなか決定機をつくれない。58分には、マルキージオの左クロスをジョレンテがトラップした際に、ボールがチェッカレッリの腕に当たり、ユーヴェ側はハンドによるPKを要求。だが、主審は意図的ではなかったとして笛を吹かなかった。
不満顔になったユーヴェだが、63分、ついに均衡を破る。右サイドからポグバがクロスを入れると、ニアのジョレンテが右足で合わせ、ネットを揺らした。思うようにチャンスをつくれない中、存在感を高める一方のジョレンテの一発で、ユーヴェが貴重な先制点を手にする。
すると、75分にも再びジョレンテが素晴らしい働きを見せる。ポグバの浮き球パスを、ペナルティーエリア内でゴールを背に巧みにコントロール。このジョレンテのポストプレーから、テベスが右足シュートを流し込み、ユーヴェがリードを2点に広げた。
その後、テベスとジョレンテの2トップを、クアリアレッラと負傷から復帰したヴチニッチに代えたユヴェントスは、82分にパドインのクロスがリヴォルノのオウンゴールを誘いかける。だが、コスタのヘディングでのクリアはポストに当たり、ユーヴェの3点目とはならなかった。
それでも、ユーヴェは心配された守備でも無失点。守護神ブッフォンのセリエA出場500試合という記念試合をクリーンシートで終え、リーグ戦5連勝を飾るとともに、25日に試合を控えるローマを抜いて、暫定ながら首位に立った。