ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
【ミラン 1-0 トリノ セリエA 第27節】
ミランの本田圭佑は“継続”によってクラブ内での評価を押し上げてきたようだ。
イタリア・セリエA第27節が現地時間の27日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはホームでトリノと対戦し1-0で勝利を収めた。
この試合でフル出場を果たした本田は、イタリアメディアから高評価を受けている。しかしながら、本人は試合後のイタリア『メディアセット』のインタビューで「(自分自身が)変わったところはない」とこれまで通りのプレーを継続しているにすぎないと主張している。
「僕自身はいつも努力してきた。僕は典型的な”10番”ではないけれど、全力は尽くしてきたし良いパフォーマンスはしてきたと思う」
背番号10番を背負っていることで、本田はゴールに直結する働きが求められてきた。長くセリエAで得点がなかったことで、イタリアメディアからは度々批判の対象となっている。しかしながら、4-4-2に布陣が変更されてからは守備での貢献も見直されるようになった。また、年明け以降はアシストも記録するようになり、ジェノア戦では待望のゴールを決めた。
それでも、本田が好調を維持する理由は常に全力を出し続けてきたことに他ならない。「これまで2年間、僕たちは良いサッカーをしてこなかった」と反省する同選手だが、一方で「ただ良いタレントたちはこれまでもたくさんいたし、今もいる」と自信を覗かせた。
今もチャンピオンズリーグ出場圏内であるセリエA3位とコッパ・イタリア優勝という目標は残っている。本田は今後も“継続”を武器にチームを高みに導くことができるのだろうか。
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