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レアル、ジダン就任で成績悪化。内容では前任者ベニテスを上回る

text by 編集部 photo by Getty Images

ジネディーヌ・ジダン
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】

 アトレティコ・マドリーとのマドリッド・ダービーに敗れたレアル・マドリーは、ジネディーヌ・ジダン監督が就任してから成績が悪化しているようだ。

 今季マドリーはラファエル・ベニテス監督が指揮官に就任したものの、バルセロナとのクラシコで大敗したこともあり第18節バレンシア戦を最後に解任された。後任にジダン監督が就任したが、平均獲得勝点ではむしろ悪化傾向にあるようだ。

 現在マドリーで公式戦9試合を指揮しているジダン監督だが、その戦績は6勝2分1敗で平均獲得勝点は「2.22」となっている。ベニテス監督の9試合目までの戦績は6勝3分0敗で、平均獲得勝点は「2.33」と上回っている。同指揮官下によるクラシコの大敗なども含む全25試合をみても、17勝5分3敗と平均獲得勝点は「2.24」とわずかにジダン監督の成績を上回る。

 一方で、内容ではジダン監督に分があるようで、1試合あたりの平均得点はジダン監督(9試合)が「2.89」、ベニテス監督(25試合)が「2.76」、平均失点はジダン監督が「0.78」、ベニテス監督が「0.88」となっている。

 ジダン監督にとって一つの試金石となるのが4月3日のバルセロナ戦=クラシコだろう。また、今後のCLでの戦いにも注目が集まりそうだ。果たして、マドリーは今シーズンを良い形で締めくくることができるのだろうか。

【了】

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