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槙野、浦和の新たなDFリーダーに。後方からチーム統率「声掛けは僕の仕事」

text by 編集部 photo by Getty Images

槙野
浦和レッズの槙野智章【写真:Getty Images】

 浦和レッズは27日、J1・1stステージ開幕戦で柏レイソルと対戦し、アウェイで2-1の勝利を収めた。

 日本代表DF槙野智章はこの試合で3バックの中央を務めている。昨季までは3バックの左を担当することが多く、守備時はセンターバック、攻撃時は左サイドバックとして攻撃参加するシーンが多かった。しかし、柏戦はセットプレー以外は守備に専念したプレーを見せていた。

 試合後には、「もっともっと良くなると思うし、もっともっとやらないといけない仕事もあると思います。もちろん今日の出来にも満足はしてないですけれども、ただ、昨年までの反省は活かせていると思っています」と振り返っている。

 また、異なるポジションに移動したことで、昨季から感じていたことをピッチ上でも表現できたと話す。さらに、試合中には守備陣だけではなく攻撃陣にも指示を出すなど、浦和の新たなDFリーダーとして後方からチームを統率している。

「ラインがずるずる下がってしまうとか、60分以降のバランスが崩れてしまうとか、失点したあとの落ち着きが悪くなるだとか、そういう部分は去年自分がストッパーをやっていて感じたことをリベロに入ってオーガナイズすることと、バランスを保たせること、途中から入って来た選手により早くゲームに乗ってもらえるようにしっかりと声掛けすることは、一番の僕の仕事だと思います。

 あとは、ズラタン選手、興梠(慎三)選手、武藤(雄樹)選手を後半はいつもよりも(ポジションを)落とさせました。そうすることによってセカンドボールも拾いやすくなるし、彼らがボールをキープすることで僕らもラインを上げられるので、そこはグラウンド中で彼らに口酸っぱく言って聞いてくれたのでよかったと思います」

 今季は遠藤航やブランコ・イリッチが加入し、森脇良太や那須大亮、永田充も控えているように守備陣の選手層が厚くなっている。

 それでも、この日も視察に訪れていたヴァイッド・ハリルホジッチ監督も熱い視線を注ぐ“浦和の男”は今後もDFリーダーとしてチームを統率する存在となるかもしれない。

【了】

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