シャビ・アロンソ【写真:Getty Images】
スペイン検察当局が裁判所に対しバイエルン・ミュンヘンの元同国代表MFシャビ・アロンソを告発したことがわかった。英紙『ガーディアン』など複数メディアが報じている。
告発状ではX・アロンソがレアル・マドリー時代の2009年から2011年にかけて計300万ユーロ(約3億7000万円)を脱税した証拠があるとされている。
一方の選手本人はフェイスブック上の声明で脱税疑惑を否定し、司法手続きが進んでいることは知らないと述べた。検察はX・アロンソが国外の会社に自らの肖像権を譲渡指定脱税を試みたとして昨年から捜査を続けており、今回確たる証拠をつかんで告発に至ったと見られる。
最近になってスペインではプロサッカー選手の脱税が次々告発されてきた。バルセロナのMFハビエル・マスチェラーノは150万ユーロ(約1億9000万円)の脱税で懲役1年と罰金81万6000ユーロ(約1億円)の判決を受け、チームメイトのネイマールやリオネル・メッシも裁判の真っ最中だ。当局による捜査の手は今後も広がりを見せるかもしれない。
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