決勝ゴールの小林悠(写真は2015年のもの)【写真:Getty Images】
2016年のJリーグ開幕戦が27日に行われ、王者サンフレッチェ広島はホームで川崎フロンターレと対戦した。
J1通算最多得点記録の更新がかかる広島FW佐藤寿人と川崎FのFW大久保嘉人が開幕戦で直接激突するとあって注目を浴びたゲーム。王者広島は昨季のメンバーをベースに、一方の川崎Fは新加入の選手を積極的にメンバー入りさせた。
試合は互いにクオリティの高さを見せ拮抗した展開でスコアレスのまま終盤へと時間が進んでいく。すると84分、開幕戦にめっぽう強い男が均衡を破るゴールを挙げた。84分、大久保が左へ展開すると途中出場の中野嘉大がドリブルで仕掛けて相手陣内深くまで侵入しグラウンダーのクロスを送る。そしてニアサイドに飛び込んだ小林悠がシュートをゴールネットに流し込んだ。
広島は佐藤にゴールが生まれず途中出場の浅野拓磨やピーター・ウタカも奮闘したが追いつくことができず。終盤のゴールが決勝点となり川崎Fが昨年王者を破って開幕戦を制している。小林は3年連続の開幕ゴールで最高のスタートを切った。
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