ポルトのプレスに苦しんだドルトムント
ボルシア・ドルトムントがヨーロッパリーグ(EL)のラウンド32を突破した。
2016年2月25日、ドルトムントはポルトと2ndレグを戦った。BVBは1週間前の18日に行われた1stレグを2-0で勝利した。2点のアドバンテージを持って、ポルトガルのアウェイに乗り込んだ。
後のないポルトは、前から積極的にプレスを掛けて来た。1stレグとは、まるで違う姿を見せた。CBベンダーにCFアブバカルが、SBギンターにWGバレラが果敢に仕掛けてくる。
トップ下で先発した香川真司は「ホームなので最初の10分、20分は来るだろうと思っていました」とポルトのアグレッシブな姿勢を予期しつつも、「自分たちのミスも続いて少しちょっとヒヤッとさせられました」と振り返った。
14分には、ギンターからギュンドアンへのパスが自陣でルベン・ネービスにカットされ、15分には、香川へのロングボールがダニーロとマルカーノの早い寄せで奪われるなど、序盤にドルトムントはポルトのプレスに苦しんだ。
しかし23分のことだった。BVBが前掛かりになったポルトの裏を突く。ギュンドアンがドリブルで中央を運び、右のムヒタリヤンにパスを送る。ムヒタリヤンがダイレクトでファーを走るロイスへ。ロイスのシュートはカシージャスに弾かれるが、オーバメヤンが詰める。クロスバーに当たったボールは、落ちてカシージャスに当たり、ゴールに吸い込まれた。1-0。
【次ページ】後半はローテーション。シャヒンも投入