上海上港を率いるスベン・ゴラン・エリクソン監督【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの上海上港を率いるスベン・ゴラン・エリクソン監督が、数十年後に中国代表がW杯で優勝を争う国になっていると予想した。23日に仏紙『レキップ』が報じている。
エリクソン監督はローマやフィオレンティーナなどを率いた後、2001年にイングランド代表の監督に就任。2002年に行われた日韓W杯や2006年のドイツW杯でチームをベスト8に導いた。
その後、マンチェスター・シティやレスター・シティなど、多くの国やクラブを率いるなどして経験を積み、2015年から上海上港を率いている。
中国スーパーリーグのクラブは、今冬に欧州から多くの外国人助っ人選手を獲得していた。そのため、エリクソン監督は中国サッカー全体のレベルが上がると考えているようだ。
「10年、または15年で中国代表が優勝を争う国になっていると確信しているよ。中国の将来は明るいように見えるんだ。2000年代は、多くの選手がプレミアリーグに行きたがっていた。今では多くの選手が中国に来ている。これは中国サッカーにとって素晴らしいことだよ」
中国代表はこれまでにW杯本大会出場を果たしたのは2002年大会だけとなっている。2018年ロシアW杯に向けたアジア二次予選でも敗退の危機に直面しており、日本や韓国との力の差は広がるばかりだ。しかし、リーグ全体のレベルが上がることで今後、中国代表の強化にもつながるかもしれない。
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