パルマにホームで0-1【写真:goal.com】
23日に行われたセリエA第13節、ナポリ対パルマの一戦は、1-0でアウェーのパルマが勝利を収めた。
試合は前半から一進一退の攻防となった。最初にチャンスをつくったのは、ホームのナポリ。20分、ペナルティーエリア右の深い位置で、イグアインが相手DFのミスを突いてボールを奪い、シュートに持ち込むが、これはGKミランテに阻まれる。
24分にはパルマにチャンス。右サイドのスペースを突き、カッサーニが低いクロスを入れると、これに中央でサンソーネが合わせる。だが、シュートは当たり損ねとなり、好機を逃してしまった。
1分後には、ナポリが再びゴールに迫る。左45度の位置から、インシーニェがカーブのかかった得意のシュートを放つが、惜しくも枠をとらえない。30分にも、左クロスをニアで受けたイグアインが、鋭いターンからシュートに持ち込むが、素早く反応したミランテのブロックに遭った。
この直後には、パルマがカウンターからビアビアニーのスピードを生かしてナポリゴールに迫るが、得点に結びつけることはできず。このプレーで得たCKでもゴールを奪えず、逆に今度はナポリにカウンターを許す。だが、2対4のピンチはカジェホンの中途半端なパスに救われ、事なきを得た。
パルマは32分にパローロが見事なミドルシュートを放つが、GKレイナの確実なセーブに遭って得点ならず。スコアレスのまま迎えた後半、49分にCKの流れから最後はカッサーノのクロスにフェリペが合わせたが、これは枠をとらえなかった。
後半も前半同様に均衡状態が続き、地力で勝るナポリがボールをポゼッションしつつ、両チームが互いの隙を突こうとする展開で進む。
勝利が欲しいベニテス監督は、68分にパンデフを下げてハムシクを投入。5分後、CKのこぼれ球をイグアインが押し込んでネットを揺らすが、オフサイドで認められない。32分には、投入されたばかりのハムシクが接触プレーで負傷。メルテンスとの交代を余儀なくされた。
幸運の女神がパルマに味方したのか、81分にはカウンターからついに均衡が破れる。カッサーノがペナルティーエリアからグラウンダーのシュートを流し込み、パルマが貴重な先制点を手にした。
ビハインドを負ったナポリは必死に攻めるが、追いつくことはできず。89分のメルテンスの直接FKも、ゴールマウスに嫌われ、万事休す。前節ユヴェントス戦に続く連敗と、ナポリは嫌なムードでチャンピオンズリーグのボルシア・ドルトムント戦を迎えることになった。