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主審が試合中断のハプニング…ドルトはレバークーゼンとの上位決戦制す。香川は出番なし

text by 編集部 photo by Getty Images

オーバメヤン
決勝点を決めたオーバメヤン【写真:Getty Images】

【レバークーゼン 0-1 ドルトムント ブンデスリーガ第22節】

 ドルトムントは現地時間21日、ブンデスリーガ第22節でレバークーゼンとアウェイで対戦した。

 勝ち点差「13」で迎えた3位レバークーゼンと2位ドルトムントとの上位決戦となったが、日本代表MF香川真司はベンチスタートとなっている。

 ドルトムントは25日にヨーロッパリーグ(EL)ポルト戦2ndレグを控えており、マルコ・ロイスやユリアン・ヴァイグルらをベンチスタートとして温存。代わりに、17歳のクリスチャン・プリシッチが左サイドハーフで先発出場する。

 前半は動きが少なく、どちらも中盤で潰しあう展開が続く。ドルトムントは13分にピエール=エメリック・オーバメヤンがFKを狙うが壁に当ててしまう。対するレバークーゼンは15分にジョナタン・ター、34分にオマル・トプラクがセットプレーからゴールを狙うが、どちらもGKロマン・ビュルキを脅かすには至らない。

 両チーム通じて最大のチャンスは前半アディショナルタイムのドルトムント。マティアス・ギンター、プリシッチと繋いで最後はオーバメヤンが狙うが枠を捉えられず。前半にゴールが生まれることはなく、後半へと折り返す。

 局面を打開すべく、トーマス・トゥヘル監督は後半からマルコ・ロイスを投入する。

 後半最初のチャンスはレバークーゼン。51分、ハビエル・エルナンデスとのパス交換からカリム・ベララビがシュートを放つが、ビュルキの好セーブで凌ぐ。

 膠着した展開が続いく一戦だが、ついにスコアが動く。ドルトムントは自陣から一気にカウンターを仕掛け、左サイドを駆け上がったエリック・ドゥルムから最後はオーバメヤンが押し込んで先制に成功する。

 しかし、このシーンを巡ってハプニングが発生する。カウンターの直前にレバークーゼン側にファールがあったのではとロジャー・シュミット監督が抗議をすると、フェリックス・ツヴァイアー主審が自ら退席してしまう。

 試合続行を判断する人間がピッチを去ったことで試合は一時中断されてしまう。スタジアムは騒然とするが、10分程経過して続行された。

 しかし、この問題のシーンが生まれたゴールが決勝点となり試合は終了。上位対決はドルトムントに軍配が上がった。ドルトムントは4試合無敗キープ、レバークーゼンは7試合ぶりの敗戦となり、両チームの勝ち点差は16に開いた。

 また、結局最後まで香川に出番が訪れることはなかった。今季のリーグ戦で香川に出場機会が訪れなかったのは3試合目となる。ミッドウィークのポルト戦では、香川の出番はやってくるだろうか。

【得点者】
65分 0-1 オーバメヤン(ドルトムント)

【了】

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